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12月, 2021の投稿を表示しています

たなたな58迷馬・①シャムローグ

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ドライスタウトが全日本二歳優駿を制し、私の出資馬による、初めてのGI(級)レース勝利となった。改めて、ドライスタウト、戸崎騎手、牧浦先生ほかこの馬にかかわってくださったすべての関係者の皆様に感謝申し上げたい。 ここで、私の一口馬主も一つの区切りを迎えたということで、過去に出資した馬たちを振り返っていきたいと思う。題して、「たなたな58迷馬」。最初に出資したシャムローグから、ドライスタウトまでを振り返っていく。 第1回は、シャムローグである。 キャロシルク赤バッテンアンチな私からすると意外に思われるかもしれないが、10年ほど前はキャロットクラブ会員であった。 糞みたいな職場環境であった某地方銀行から退職し、1年のフリーター期間を経て、今の役所が、よほど見る目がなかったのであろう、拾ってくれて、無事転職が決まった。当時の人事課の見る目と僕の馬を見る目はいい勝負だと思う。 自分への転職祝いとして、中学生のころからやりたいやりたいと思っていた一口馬主を始めようと思い立った。個人馬主は無理であろうから・・・とこの趣味に目を付けていた、妙に現実的な、夢のないガキである。 月々の費用を考えると、400~500口クラブでないと無理。当時はもっと分割口数の多いクラブはあっただろうか。無かったように思う。今始められる方は、そういう意味でも恵まれてると思います。 閑話休題。出せる価格帯のクラブであって、所属馬が活躍していたのがキャロットクラブだったので、とりあえずキャロットクラブに資料請求した。 そして、選んだのがシャムローグである。現役時代に大好きだったディープインパクト産駒であること、また、それにもかかわらず一口4万円というリーズナブルな価格 (可視型地雷やんけ) であったことから出資を決めた。馬体が小さかったが、仔馬やしそんなもんやろ、そのうち大きくなるやろ、大きくなったら儲けもんや、という期待・願いを込めての出資であった。 かくして、私の一口馬主ライフはスタートした。これにて、58迷馬第1回はおしまいである。 えっ、シャムローグの競走馬生活について? 物事には語らない方がいいこともあるんですよ。 とはいうものの、一つだけ思い出と、それに関わる気持ち悪い話を語ることとする。 結局全く大きくならず、競走能力も伴わない、典型的な「鹿」であったシャムローグの最後のレースは、ダートのレース

旅行記「高松→小倉編」①

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たなたなです。こんにちは。 Twitterで、香港編、鳥取編、北海道編…と、旅の記録を書いたことがありますが、その続編です。 今回は「高松→小倉編」(2017.9)です。青春18きっぷ片手に、早朝に大阪駅を発ち、高松に寄り道してうどんを堪能し、小倉まで鈍行に揺られて、到着したのは日付が変わるか変わらないかぐらい・・・という、書いているだけで、お尻が痛くなっているような旅路でした。 まず・・・この夏に小倉を目指したのは、これは2回目でした。 なんとか未勝利を勝てるかもしれない、というレッドルドラに、スーパーレジェンドジョッキー (馬券邪魔された時は貧腕ペチペチ種無し漬物石) 武豊が騎乗するという更新を受け、武豊と口取り写真に納まりたい!という情念に突き動かされ、一路小倉へ向かったのであります。 第一次遠征は、坂出でうどんを食し、備前長船の刀剣博物館を経由し、小倉へ、というルートでした。福山で心が折れ、そこからは新幹線で小倉に行きました。レッドルドラの肝心のレースは、距離延長が響いたのか、道中でスムーズさを欠き、直線で失速というものでした。 これは未勝利脱出すらやばいかも分からん・・・という中での、武豊継続騎乗での、小倉続戦の更新。レッドルドラにとって背水の一戦。もういっぺん行ったるで!武豊との口取りチャンスなんかそうそうないことやで!!と第二次小倉遠征に至ったのであります。我ながらようやるわ。 さて。 紙の時刻表、大量の本、口取り撮影用の服など、一泊のものにしては重くかさばる荷物を背負い、また、ころころと引き摺り、椅子取り大激戦を制し、普段なかなか読まないような小難しい本を上っ面だけなぞるようにしているうちに、四国に上陸しました。 難しい本も、逃げずに挑み、きちんと読める大人になりたい、と日々思います。 話がそれました。 奈良で過ごした時間が長いので、何度来ても、瀬戸大橋の上を渡るときはワクワクします。 讃岐うどん大好きなんです。いりこベースのだしがうまいし、麺の食べ応えもいい。ほぼ毎年、香川にはうどんを食べに行っています。 うどんを食し、長時間列車に揺られる準備―電車にトイレがないかもしれないので、出すものを出して、高松駅から、今度こそはオール鈍行で行ったるで、という謎の決意を胸に小倉へ向かいました。 後から見ると意味不明な心の動きというか、決意みたいなものってあり

縷々綿々

たなたなです。コンニチワ。 さて、広尾民の皆さんは、3月7日10時開戦の『広尾特別募集争奪戦』の戦果はいかがでしたでしょうか。 私は、ステラリード20を、無事一口確保することが出来ました。尺も分からない仔馬ですが、今の御時世からして万が一のことがある・・・と思い、早々に行っておいて良かったなと思います。ご一緒の方、どうぞ、よろしくお願いいたします。 さて、私事ですが、昨夏に、「一口馬主はこの世代(2019年誕生の世代)で撤退」と決めていたところですが、諸々考え抜いたうえで、続けて行くこととしました。 タイトルの「縷々綿々」(るるめんめん)という言葉は、細く長く続いて絶えないようす、という意味だそうで、一口馬主を、他の趣味や家庭とうまくバランスを取りながら、「縷々綿々」と楽しんでいければいいなと思います。 この趣味を続けて行こうと思った主たる理由は2つ。「生活のメリハリ」と「人の縁」にあります。 「生活のメリハリ」について。出走が決まると気持ちがワクワクし、その日に向かって気持ちが盛り上がっていきます。ぼんやりと生きているよりは、このメリハリのある生活ってきっと、心身にとって良いことなんじゃないかなと思いました。ガス抜きって必要ですよね。 「人の縁」について。一口馬主、Twitterを通じて、多くの方々と知り合い、お話しさせていただく機会に恵まれました。年を取れば取るほど、新しい人の縁を作るのは難しいと思っています。一口馬主の話題だけでなく、皆さんの暮らしや仕事、子育て、勉強、料理、投資、人生観、一口馬主以外の趣味等々の話題に触れ、毎日刺激を受けたり、勉強させていただいています。皆さんのツイートを日々楽しく拝読しております。 ・・・というようなことから、「うまいことやりつつ」、人生を豊かなものにするために、細く長く楽しんでいこうと思った次第です。 ところで、「縷々綿々」という言葉は、細く長く・・・という意味から転じて、話が長く、こまごまと続く様子をさすようです。縷々綿々とした話はこのあたりでおしまいとしましょう。 それでは、またお会いしましょう。 追記 公開するの忘れてたのには草。これ、2021年3月に作った原稿のようです。気持ちは当時とはあまり変わらないかな、目標達成で下り坂ではあるけれども、ということで公開しておくことにしました。